葬儀スタイル

重なる数珠

日本では、家族・親戚・友人・知人などこれまで故人とその家族に関わりのあった多くの方が参列するお葬式が一般的です。こうした大勢の参列者が集まるお葬式は今でも一般葬と呼ばれています。近年では一般葬に代わり、参列者を限定したお葬式が増加傾向にあります。 参列者を限定した形式には、家族葬や密葬があります。一般葬が亡くなられたことや葬儀日程を周知するのに対し、家族葬や密葬では、葬儀日程は周知しません。亡くなられた事実とあわせ、身内のみで執り行うという文書を用意します。参列して頂く方にのみ、葬儀日程や場所をお知らせするのです。家族葬や密葬は、親しい間柄の人だけで最期を過ごしたい・ひっそりと見送りたいという理由が多い一方で、経済的な理由を挙げる方が増えているのも近年の特徴のひとつです。

家族葬や密葬のニーズが高まるにつれて、葬儀社でも専用プランを用意するようになりました。一般的なお葬式では、会場・受付用具・棺・祭壇・遺影・霊柩車などの項目をひとつひとつ選定します。それぞれにランクがあり、どのランクの品を選ぶかによって金額が変動するのです。 一方で、葬儀社の用意する葬儀プランに従うと、最低限必要なものがあらかじめ含まれています。その上で、葬儀プランに対して費用が明示されているのが一般的です。もちろん、より上質の棺や霊柩車にしたいという場合は追加費用で可能ですが、全て込みとした金額設定は分かりやすく、準備が簡単であるという意味でも人気を集めています。家族葬や密葬を行いたいという方は、まず葬儀社にその旨を相談してみると、よりスムーズに準備が行えます。